釣れ連れなるままに...
リールのお手入れ...
Shimo
2011年03月09日 19:23
本日は...
壮大に寝不足である...
午後からのくどくどしい会議の席で、雄大に?舟を漕いでいた...
まあ、会議中に眠いのは特に珍しいことではないのだが、今日の場合は明確な理由がある。
明確ではあるけれど、それがまかり通るものかどうかはさておき...
先の週末に釣りに行ったときに使用してリールが、どうにもこうにも調子が悪かったのである。
機種は95年式のステラ1000である。
さしものステラといえども95年式、発売から既に16年、購入したのが型代わり直前の97年頃のことだったと思うので、かれこれ14年も使用していることになる。
途中、いちどドラグノブを水中に落として買いなおした程度で、後は使用後の洗浄とコマめなメンテでず~っと使い続けてきた。
とはいえ、他にもごそごそリールがあるため、そればかり使用していたわけではないのだが...
話を元に戻して。
リールの調子の悪さとは、どうにも回転が重いのである。
こまめにこまめに手をかけていたのだが、使っていて不愉快になるほどの不調である。
特にメバル釣りでのスローリトリーブなどで、回転が重いと拷問に近いものがある。
で、ここ最近のメンテナンスを振り返ってみると...
ギア周りはモリブデングリースを使用していた。
どうやらこれが原因のようである。
少々かためとは言うものの、それでも潤滑剤としてのモリブデンがなめらかさを保ってくれるはず...と目論んでいたのだが...
冬の夜の寒さの中では、リールの回転などでは温度も大して上がらず、したがって粘度の高いままとなっていたようである。
リールのメンテナンスなのだから、素直にリール用のグリス・オイルを使えばいいのに、なぜか他のものを使ってしまうところに問題があるのだろうけれど...
(断っておくが、決してこのグリスの品質が悪いわけではない。ただ、使用する私が、適所適材の使い方をしていないだけの話である)
そこで、久しぶりにフルオーバーホールを行い、今ついているグリスをすべて落として、あらたに粘度の低いオイルを使用することで、寒さの中でもシルキー回転を目指すこととしたのである。
まずは今ついているオイル・グリスの洗浄だが...
これまた、普通の洗剤を使用すればよいのに...苦笑
何かいいものはないかと、考え、悩みぬいた末に買ってきたのが食器洗い機用洗剤である。
油汚れもしっかり落とすし、さらには食べ残しも...?
これを用いて濃い目の液を作り、その中にパーツを入れて超音波洗浄機で洗ってみると...♪
(ジョーシン電気 ¥3980)
目論見どおり、びしばしオイルがおちる。そしてグリスもモロモロのかたまり状になりながら浮いてくる♪♪
おまけに、水で洗い流した後は、やんわりレモンの香りが...これは必要ない?
(超音波洗浄機で油汚れを洗うときは、直接本体に入れてしまうと内壁に汚れがついてしまうので、カップのようなものに入れて洗ったほうが良い。ちなみに私はペットボトルをカットしたものに入れて洗っている。リールパーツ洗浄だけでなく、何かと便利なものなので、一つ買うことをおすすめする)
洗い終わったパーツ類、ベアリング類を、ティッシュで吹いた後、乾燥させて、オイルを塗って組み立てである。
さてここで新兵器登場で、今度は低温時でもスムースな回転をめざして粘度の低いオイル、以前から使ってみたかったCRC-666と、以前車に入れたオイル添加剤の残りを使い分けながら、きっちりと組み上げた。
(以前に車で使用した際に、車に入れ終わったボトルを逆さに向けて、内壁にこびりついた文だけ回収したものである。それでも10ml以上は取れた。PTFE(テフロン)配合とのことで、キット軽く回るリールになるに違いない)
組み上げて、ハンドルを回してみると...
なんということでしょう!♪!♪
それまではかなり重たくまわっていたハンドルが、匠の手によって生まれ変わりました!というくらい劇的に改善したのでした。
ってなことを2台のリールについてやっていたものだから、今日は眠たくて仕方がないのである...
しかし、これに味を占めて、今夜もさらにもう一台...
さ~て、この95年式のステラ君は、いつまで使い続けられるのだろう。
〔続報〕
夕べも調子に乗って、古いダイワのリール=エアリティを同様の方法でメンテしたところ...
軽量化のためのアルミパーツが結構変色してしまった(白化)
ま、アルカリ液につけるわけだから仕方ないのかもしれないけれど...
気になる方は、この方法=食器洗い機用洗剤の使用 はおやめください。
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