ここのところ暖かかった。
先週などは、てっきりこのまま春になるのだろう、と思うくらい暖かかった。
世はすっかり春めいてきたはず...だったのだけれど、釣りにも行かず家にこもっていた。
というのは、先々週までは、なぜか週末になると天気が悪く、さらに行けども良い釣りができず、で、それを道具のせいにしたわけでもないけれど、以前から思っていた計画を始動させたのである。
話はだいぶん以前にさかのぼる。
以前管理池でへらぶなを釣っていたときのこと。
へらぶなの竿の中でも、継竿は多くが並継である(私の買える価格帯での話し)。
しかも、イマドキのへら竿は、穂先も細く、一見しなやか感はあるものの、魚がかかるときれいに曲がり、曲がるほどに力を発揮する、いわいるパラボリックの典型のような竿である。
さらに魚とのやり取りも非常に楽しい♪
この楽しさをメバルに持ち込めないか?と考えていたのである。
話を進める前に、
話はさらに以前にさかのぼる(笑)
メバルと楽しくやり取りができるロッドということで、さらに以前にやわらかい竿、低番手のフライロッドブランクを用いてメバル要ロッドを作ったことがあった。
ただ、フライロッドは、低番手とはいえティップがあまりやわらかくない為、ティップの先を切ってカーボンソリッドをつなぎ、鋭敏にしてやり取りが楽しめるであろうロッド、をもくろんだのだが...
ろくに調子見もせずに一気に組んでしまった後、実釣してみると...バットがやわらかすぎてアタリがあっても掛けられず、さらに非常に投げにくい竿となってしまったのである。
話を戻して。
そのような経験から、今回はベースロッドの選定、ベースロッド入手後にはガイドをテープで貼り付けて様子見、ガイドの重さがかかってもうまく振れそうなことを確認した後、組立作業に入っていった。
そして、途中で設計変更などもしながら、何とかくみ上げたのである。
前回メバル釣りに行ったときに、極めて軽いルアーをとろとろ引きながら、小さいアタリを取る際に、もっとグリップが細ければより軽くロッドも照るのでは?と考え、このロッドでもリールシート・グリップとも細く作ってみた。
リールシートはフライ用、コルク類はコルクリングからの削りだしで作ったため、少々手間がかかり、部屋が誇りだらけになってしまった(苦笑)
あとはこの週末、意気揚々と実釣テストに行ってくるのみである(笑)
追伸
今回のベースロッドは、ロッド本体のハリを求めたため、そこそこの高級品を使用した(笑)
シマノの”朱紋峰 先ぬけ 8尺”である。少し前のロッドながら、しなやかな中にもしっかりとしたハリがある良いロッドである。
本当は、銘の部分を残したかったのであるが、長さを変えたくなかったので仕方なくグリップの中に隠れてしまったのは残念である(泣)