流れの中の釣り...

Shimo

2011年03月22日 18:30

ここ最近、淡路、鳴門の流れの中のメバル釣りに精進していた。

この三連休も土曜日の晩だけだけれど、鳴門の流れの中で、ひたすら竿を振っていたのである。
鳴門といっても、大いなる鳴門海峡には手が出せなかったので、激流の小鳴門海峡で釣っていた。

さて、当日のコンディションはというと、とある漁港の外側の流れの中で、流れの中を下りながら、それどもライズする魚がたくさんいるような、かなり良い状況だったように思う。

しかれども...

最初のうちは底付近に潜んでいるであろう、グッドサイズにこだわり、ひたすら潮上側に投げ続け、しっかり沈めてリトリーブしていたのだが...
ライズの数に係らずまったく釣れなかった。
周りに数人いた人々は、ひたすら流れに向かって垂直に投げて、大きくは無いけれどぽつぽつ釣っていた。
そのまま釣り続けていても、私だけは連れず...
こつこつあたることはあっても乗らず...

まあ、ライズがあるのだから、おとなしく表層を引いて、まずは一匹狙いをすればよいのだが...

そうこうしているうちに、夜もふけてきていつの間にかその漁港に私一人になってしまった。
そこで、潮下に向かってキャスト、つまりダウンストリームキャストをし始め、さらに最近、一昨年の秋イカからハマリ始めたダウンクロスの流し釣りを始めたところ、それまで全く釣れなかったのがウソ、というほどではなかったが、どうにか釣れるようになってきた。

ダウンクロスの流し釣りとは...
要するに、フライフィッシングで言うところのウェットフライの釣りかたである。
ここ4年ほど、大阪に引っ越してきてから、めっきりフライフィッシングもやっていないけれど、その昔はずいぶんはまり込んだものである。
それを、メバルのフロートリグで行うのである。

具体的には、少し重めのジグヘッド、サスペンドもしくはシンキングのフロートを付けて、ダウンクロスつまり潮下斜めにキャストする。
次に、ロッドを送り込みながらジグヘッド・フロートを送り込む。必要とあれば、少しラインも出しながら行う。
このときに注意するのは、あくまでもジグヘッドが一番下流側にあるようなイメージで流し込む。
間違っても途中のラインが大きく弧を描いて、それに引っ張られるようなことがないように。
そして、ロッドを一番寝かしこんだところで、ゆっくり引き上げ、さらにそれを繰り返す。
すると、流れを横切ってくる横の動きと、ロッドを引き上げる際の縦の動きがだせるというわけだ。

魚は大体の場合、上流に頭を向けているので、頭の上から餌がやってくるというわけである。
そのようなわけで、フライフィッシングのウェットフライでは、リーダーの太さをあまり気にする必要もなく、さらにきっちりとアタリが出るのである。

しかしメバルに関しては、アタリはきっちりでるものの、そこでさらにほんの少し送り込んでやらないとはじいてしまうことが多いようである。
つまり、前アタリがあって、少し送り込んで、食い込んだところですかさず合わせる、といったプロセスが必要である。
これが、釣れた、ではなく、釣った、感がして非常に楽しいのである。
これはイカも同様で、エギを送り込んで行き、アタリをあわせて釣るのである。

この釣り方を憶えてから、というか、気が付いてから、何とか激流の中でも釣れるようになった。
激流の中で魚を掛けると、元気の良い魚が多いこと、流れに逆らって釣り上げるため、サイズ以上の引きが感じられることなど、良いところもあるのである。





キープしたのが3匹20,20,22cmで、釣れたのは12-13匹くらいでした。


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